こんにちは、かねまるです!
本記事はこちらの記事の続きとなります。
前回、福祉業界は構造上、収入が上がりづらいという話をしました。

前回はそこで急に悩み始めましたよね?

なんで収入を上げなきゃって思ったのか、よくわからなくなっちゃったんですよね…。
- 収入を増やす必要があるのか
- 福祉職に必要なものは収入なのか時間なのか
今回は、このあたりを中心に考えていきたいと思います。
収入を増やす必要はあるのか


以前にも試算したことがあるのですが、別に今の収入でも老後資産の貯蓄は出来るし、年金受給開始後の総収入を試算できているんですよね。

じゃあ無理に収入を上げる必要はないですよね。どうして収入を上げなきゃって思ったんですかね?

世間体ですかね。つい他人と比較してしまうんでしょうね。
どうしても他人と比較してしまい、「稼ぎが少ないよな」とか「その年齢で管理職じゃなく現場職で働いているの?」みたいな気持ちに駆られること、ありますよね?
でも、人それぞれ「幸せの基準」は違います。
幸せになるために、収入を増やしたいのか。それとも他人と比較するために、収入を増やしたいのか。
幸せになるために収入を増やしたいのなら、収入が増えないことに気を病むのは本末転倒です。
収入はあくまで幸せになるための手段。収入がいくらでも、幸せなら問題ないと言えるでしょう。
福祉職に必要なものは収入なのか時間なのか


福祉職の人や、収入の上昇が見込めない人が幸せになるためには、どうしたら良いですかね?

収入を求めないで、時間を求めたほうが良いと思いますよ。最低限の貯蓄が出来る環境なら、あとはいかに自分の自由な時間を作るかだと思います。
収入の上がり幅が小さい職業の人たちは、収入より時間を求めたほうが幸せだと思います。
福祉業界のように収入に天井があったり、業界自体の生産性が上がらない場合、賃金の動きも小さくなりますから。
一つ、例を見てみましょう。
月の労働日数を21日、他の条件は下記のとおりとします。
- 月給24万、通勤・休憩時間を含んだ拘束時間の合計が9時間半 時給換算結果:240,000/21/9.5=1,203円
- 月給29万、通勤・休憩時間を含んだ拘束時間の合計が12時間 時給換算結果:290,000/21/12=1,151円
収入自体は2のほうが高いものの、時給換算すると1のほうが優秀であることがわかります。まぁ1も2もそんなに大きくは変わらないですけどね。
収入の上昇が見込みづらい業界は、どうしても拘束時間がトレードオフになります。
こういった状態の場合、時間をトレードオフして仕事に差し出すくらいなら、その時間を他に使ったほうが有益だと言えるでしょう。
- 時短にお金をかける必要がなくなる。時給換算は同じなのに時短家電などを買う場合、その分だけ金額的には損をする。
- 時間があるため、生活に余裕が生まれる。この余裕は副次的な効果がある。

あくまで貯蓄や生活費がこの中で安定する場合の話ですが、もし安定しているなら時間をとることをおすすめします。

もし貯蓄や生活費が安定しない場合はどうしたら良いと思いますか?

基本的には「生活のダウンサイジング」をおすすめします。まずは固定費から見直しましょう。それでも足りないなら収入を増やすしかありません。その場合は転職で業界を変えることも視野に入れましょうね。
福祉職は余裕を持とう

収入の低い福祉職にとって、時間は収入以上の価値があります。
時給単価を考えると、拘束時間を削ったほうが良いことは前述のとおりですが、何よりも「余裕」を持てることが大きいメリットです。
福祉の前提は困っている人の救済です。
でも、余裕のない人が人を助けることは難しいでしょう。ちゃんと自分でストレスケアが出来る、公私を分離出来る余裕が求められます。
福祉の世界で他人を支援するからこそ、自分に余裕を持ちましょう。

ちゃんと自分の状態を理解して、あとは時間のある生活を目指すと良いんですね!

そうですね。他人の人生と重ねず、自分の姿と将来をしっかり見据えれば、豊かな時間のある生活が送れると思います。
ではまた!
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