こんにちは、かねまるです!
今日は私が初めてのアルバイトで学んだ「三方良し」の精神について、解説します。
アルバイトを含めて20年ほど色んなお仕事をしてきましたが、この考え方はどの職場でも役立ちました。
というか、この考え方を持っていると昇給や昇格が早くなります。(年功序列の会社だとあまり早くならないけど)
最初は、これから説明するような体系的な考え方は出来ていませんでした。

とりあえずお客さんが満足して、会社にプラスになればOKだな!
こんなレベルです。そりゃそうだろって感じです。
その後に転職を繰り返すことによって、三方の定義などを実感として理解できました。
というわけで、サラリーマンの三方について解説していきます。
サラリーマンの三方とは

三方とは、3つの登場人物を表します。
- 自分
- 会社
- お客さん
簡単に言うと、この3つの登場人物の状態をプラスに持っていくことが「三方良し」なわけですね。
サラリーマンにとって会社は自分のお客さん

あなたはデイサービスで働く介護職員、つまりサラリーマンですよね?
あなたにとってのお客さんは誰ですか?

え?そりゃ通ってくれている利用者さんですよ。

あなたが利用者さんから直接報酬を、つまり給料をもらっているならそうなりますね。
でも、あなたは利用者さんが来ようが来なかろうが、給料を支払われていますよね?

確かに!…てことは、私のお客さんは会社ってことですか?
そう、サラリーマンにとってのお客さんは「会社のお客さん」ではなく、会社自体のことなんです。
- サラリーマンは労働力というサービスを販売する
- 会社は労働力というサービスを購入し、対価に給料を支払う
会社とサラリーマンは上記のような関係で成立しています。
じゃあ、会社に来るお客さんはというと…?
サラリーマンにとってお客さんは会社のお客さん

じゃあ、利用者さんは誰のお客さんなんですか?

利用者さんは会社のサービスを受けに来たわけですから、あくまで「会社のお客さん」なんですよ。
お客さんはあなたのサービスを受けに来たわけではなく、会社のサービスを受けに来ています。

新人ちゃんのサービスが良いから、私はこのお店に来ているのよ。

ほらほら、この場合は私のお客さんじゃないですか!

ああ〜、浮かれちゃって。
この場合、「会社が仕入れた新人さんという労働力のサービス」を求めてお客さんは来ています。
あなたのお客さんになるのはあくまで、あなたが起業したときだけですよ?

ええ〜、そんなぁ〜…
- 会社はお客さんへサービスを販売する
- お客さんはサービスを購入し、対価として料金を支払う
お客さんと会社を満足させることがサラリーマンの仕事

サラリーマンと会社は労働力と給料で繋がっている。
会社とお客さんはサービスと料金で繋がっている。
ここまではわかりましたか?

じゃあ、サラリーマンとお客さんは何で繋がっているんですか?

サラリーマンとお客さんは労働力と料金で繋がっています。
ただ、直接繋がってはいないんですよ。
サラリーマンとお客さんは会社を介して、労働力と料金で繋がっています。
なので、お客さんがサービスに対して料金を払っても、それが給料に反映されるわけではないんですよね。
サラリーマンとお客さんの間にいる会社に満足してもらうことによって、給料や立場に反映されるようになります。
- お客さんにサービスを提供して満足してもらう
- 会社に良い成績を与えたり、評価されることをして満足してもらう
- 自分に給料や裁量権が与えられ、満足感を得られる
この三方良しの定義を理解すると、会社での昇給や昇進を早めることができますよ。
二方を満たすことで、最後に自分が満ちる

三方良しの定義がわかったところで、大事なことをお伝えします。
会社とお客さんを満足させることが優先です。
そうしないと、満足のいく結果は得られなくなりますよ。
会社を無視する人

「私はちゃんと良いサービスを提供しているのに、お給料に反映されない!」
って吠える人、たまにいるじゃないですか?

本人はお客さんに最大限のサービスをしているみたいですけどね。

何でこうなるかというと、お客さんの方しか見ていないんですよね。
会社は他に望む部分があるのに、そこが満たされないから評価に繋がらないんですよ。
お客さんだけを満足させたところで、それがあなたの評価に繋がることはありません。
お客さんを満足させることと、会社を満足させることはイコールではないからですね。
サービスの手を抜く人

「これだけの給料しかもらってないから、これくらいの働き方で良いや」
って人も要注意です。

なんか周りの人までやる気なくしそうですもんね。

サービスの質が低下するから売上が下がる。
周りの人のやる気を削ぐから生産性が下がる。
会社がそんな人を評価するわけないですからね。
これはお客さんも会社も満足させていないパターンです。
これじゃあ評価は上がらなくて当たり前ですよね。
まとめ
今回はサラリーマンの三方良しについて解説していきました。

こんなにちゃんと働いているのに、何で評価に反映してくれないのかな?
こういう人、すっごい多いんですよね…。
本人は「会社やお客さんにとって良いこと」をしているつもりなんですけど、大体のパターンは「本人やお客さんにとって良いこと」をしがちなんですよね。

サラリーマンのあなたは、会社の経営者じゃありません。
会社が望む、会社にとって良いことをしない限り、あなたの評価はあがりません。
だって、あなたを評価するのは会社だから。
ちなみに、会社にとって良いことだけをしていると、一応あなたの評価は上がります。
ですがお客さんが満足していないので、結果的に会社が潰れる方向に向かいます。
- お客さんを満足させる
- 会社を満足させる
- 自分の評価に反映され、自分が満足できる
しっかりと三方良しの精神を持って、仕事に取り組みましょう!
自分のためにもね!
ではまた!
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