危険はルーティンの先にある

介護職向け
新人さん
新人さん

〇〇さん!

そこはドアノブだから、掴まると危ないですよ!

利用者さん
利用者さん

大丈夫だよ。

…ぅわわわっ!!!

新人さん
新人さん

だから言ったのに!

転ぶとこでしたよ!!

…はぁ、どうしたらわかってくれるんだか…

大丈夫ほど心配な言葉はないですよね。

というわけでこんにちは、かねまるです!

危ないところでも構わず掴まってしまう人、介助している身としては心配ですよね。

今回はその原因と対策について考えていきます。

大事なことは、『危険はルーティンの先にある』ということです!

では見ていきましょう!

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危険な動作はルーティンからくるもの

かねまる
かねまる

でもなんで皆、ドアノブとかに掴まっちゃうんですかね?

かねまる
かねまる

それがルーティンになっちゃってるからね。

『習慣化』しているってことだね。

高齢者さんたちは自分の安全を確保するために、色んな所に掴まったりします。

わかりやすいのは転倒予防ですね。

わりと所構わず皆さん掴まったりします。

  • ドアノブ
  • 車のドア
  • 置いてある他人の歩行器
  • 人が座っている椅子

よくあるのはこんなところですね。

どれも安定性に欠けていたり、動いたりする恐れのあるものです。

こういうものが近くにある時は、本人がどう動くか注視する必要がありますね。

ルーティンは外的要因で作られる

かねまる
かねまる

なんで皆、習慣化しちゃったんでしょう?

かねまる
かねまる

基本的にルーティンは外的要因から作られるんだ。

膝が痛い、ふらついて倒れそうで怖い、とかね。

日常生活を送る中で出来るルーティンって、基本は外的要因です。

仕事中のお昼ごはんが必要だから、通勤中にコンビニに寄る。

汚れて着る服がなくなっちゃうから、洗濯する。

必要に応じて日常習慣が作られる、それがルーティンです。

高齢者さんたちも必要に応じて行動がルーティン化されます。

  • 膝が痛くて歩きづらい
  • 杖だけじゃ心もとない
  • 転倒しそうで怖い

こういった理由から『掴まれるところに掴まる』ことが習慣化していきます。

さて、次は対策を考えていきましょう。

対策方法

新人さん
新人さん

それ掴まると危ないよ!

って伝えるしかないんじゃないですか?

それか普段からそういうところを掴まらないようにしてもらうか。

かねまる
かねまる

さっきそれ言って転びかけてたでしょ。

あと、ルーティンを変えるのは難しいね。

とりあえず、直前で言っても間に合いません。ってことは伝えたい。

ルーティンを変えるのもかなり難しいです。

というのも、先程あったルーティンの外的要因の根本解決が難しいからです。

『杖だけじゃ心もとない』って人に歩行器を勧めることくらいは出来ますけど、『膝が痛い』や『転倒しそうで怖い』を根本解決するのは困難です。

(車椅子に乗ってもらえば良いじゃんとかって案は考えません。自立度を更に下げるわけにはいきませんからね)

ですので今回は、その場で可能な対策方法について考えていきます。

  1. ルーティンを先読みして、早い段階で具体的な危険性を伝える
  2. ルーティンを先読みして、環境を変える

大事なことは、ルーティンを先読みすることです。

新人さん
新人さん

ルーティンを先読みするってどういうことですか?

かねまる
かねまる

この人はいつもここを歩くときにこのドアノブに手をかける、

ここに椅子が置いてあったら掴みそう、とかだね。

行動の癖を把握しておくことが大事なんだ。

ルーティンを先読みして、早い段階で具体的な危険性を伝える

直前でなく、それよりも少し前に『そこを掴むと危険ですよ』ということを伝えます。

その際はなんで危険なのかも具体的に伝えましょう。

かねまる
かねまる

〇〇さん。

そこのドアノブは掴むと動くかもしれません。

危ないから掴まらないでくださいね。

このように伝えると危険を予見してくれます。

利用者さん
利用者さん

ふらついて危ないから掴まろうと思ったけど、動きやすいのか。

ならやめておこう。

危ないから掴まろうと思ってたわけで、先に具体的にどう危ないかを伝えれば避けて頂けます。

ただ、可能ならこれから紹介するもう一つの対策を先に行うことが好ましいです。

ルーティンを先読みして、環境を変える

掴まるところを予見して、先に環境を整えておくという案です。

これは移動開始前に行っておく必要があります。

  • ドアが動かないよう、固定しておく
  • 他人の歩行器を、掴まらない位置にどかしておく
  • 座っている人に「そのまま動かないでいて下さい」と伝える

このような行動が考えられます。

掴まってしまっても平気な状態、あるいは掴まるところがない状態にしてしまうということですね。

新人さん
新人さん

例えばトイレを行く最中に動きやすい椅子があったとしたら。

ご本人が立つ前に先にどかして、掴まってしまわないようにするんですね。

かねまる
かねまる

そうそう。

事前に動きをイメージすると対処しやすいね。

まとめ

  • ルーティンは外的要因で作られる
  • 危険な動作はルーティンから来るもの
  • ルーティンは習慣化しており、変えるのが難しい
  • ルーティンを先読みして、早い段階で具体的な危険性を伝える
  • ルーティンを先読みして、環境を変える必要がある
新人さん
新人さん

〇〇さん、トイレに行きましょう。

そこに座っている人は動くかもしれないから、背もたれは掴まないでくださいね。

利用者さん
利用者さん

転ぶのはおっかないもんなぁ。

気をつけて歩くよ。

かねまる
かねまる

そうそう、そんな感じ!

介護コミュニケーションの中でも、今回のような『予見』を活かしたアドバイスはとても重要です。

リスクを回避するためにも、普段のルーティンを把握して介助に活かしたいですね!

ではまた!

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