こんにちは、かねまるです!
今日は『お金が戻ってくる医療総合保険も、個人年金保険も不要』だった理由について、解説していきます。
- 貯蓄性のある医療総合保険は『使いづらい貯金』をしているのと大差ない
- 個人年金保険の利回りは異常に低い
- そもそも保険は保険であって、資産運用をするためのものではない
これらの理由は、実際に自分が体験して肌で理解できたものです。
そう、一回はバッチリとこのミスを私も犯したのです。
アホの極みだった私は前回の医療保険(定期付き終身保険)から脱却を試み、その足で『ほ○んの窓口』(いわゆる保険ショップです)に向かうのでした。
前回の記事はこちらです。
ほ○んの窓口に行ってみた

そもそも保険ショップへと向かった経緯ですが、

自分にも合う保険が、他にもきっとあるはず!!
と思ったからです。
何で『自分にも合う保険に絶対入らなきゃ』って思っているのか。
それは漠然とした不安があるから、だったんです。
- 損のない医療保険に加入しておかなきゃ
- 年金の不安があるし、貯蓄性のある個人年金保険に入らなきゃ
頼む。
私以外の人もこんな気持ちになったことがあると言ってくれ。

貯蓄ができるタイプの医療保険なら、負担なく将来に備えられるかと思います。
あと、年金についても不安があるようですから個人年金保険を増やしたらいかがですか?

はい!!!!
営業さんに謎の安心感を感じた私は、速攻で2つとも契約するのでした…
いや、安心感の理由はわかってます。
- 生涯設計をグラフで示してくれる
- 今の収入から負担がないレベルの契約内容を提案される
- 他にも契約している人たちは周りにいっぱいいる(しかも皆満足気)
そりゃあ安心しちゃうでしょう(断言)
こうやってまた獲物が釣れるのでした。
このときの私の契約している保険は以下のとおりです。
- 全額保証型医療保険…月7,000円
- 個人年金保険(A社)…月10,000円
- 個人年金保険(B社)…月10,000円
- 収入補償保険…月4,500円
- 合計…月31,500円
うん、今見ると気が狂ってるとしか思えん。
何で保険会社のビルってデカくて駅前にあるの?

それはそれだけ利益率が高い商品を売っているから、あんだけ人手をかけて土地代払って儲かってますねん。
なんとなく頭の片隅で分かっていても、『保険は契約すべき』って固定観念がなかなか抜けない。
私は一冊の本で考え方が変わって解約までこぎつけましたが、普通は

なんとなく不安なのよね…
念のため継続しておこうかしら。
っていう『営業マンから消してもらった不安感』が戻ってくるものです。
そしてまた契約を続けてしまう。
ちなみに私はコチラの本で考え方が変わりました。

こちらの本では、医療保険は次のようにまとめられています。
- 保険は『負の宝くじ』と言われている
- 払っている金額の半分くらいは保険会社の運営に回されていると思うべき
- 全額保証型の医療保険も制約が多く、デメリットが隠れている
- 保険は倒産すると全額戻ってこないことがあり、銀行より危険な保管場所ともいえる
資産運用なら資産運用としてやる。
保険に貯蓄性はいらない。
保険は漠然とした不安に備えるものではなく、明確な不安に備えるもの。
それがわかりやすく書かれている、素晴らしい本でした。
そして私の考えは

あれ、保険ってマヂでいらないんじゃねぇ…?
となっていくのでした。
投資信託で資産運用してどう変わるか、試算してみた

疑問はどんどん膨らむ。
そこで『投資信託で資産運用するとどう変わるか』を試算しました。
私が契約していた『第○生命』の個人年金保険で紹介されていた試算を見つけたので、それを基にしています。
- 契約年齢…30歳
- 月払い保険料…32000円
- 支払期間…30年
- 60歳から10年間の確定年金…月およそ10,000円
- 10年間の受け取り年金総額…12,059,000円
- 返還率…104.6%
前提条件はこんな感じです。
そこでまずは野村證券の『みらい電卓』で投資信託の利回りを『3%』で計算してみました。
マネーシミュレーター「みらい電卓」~運用編|はじめての投資|野村證券 https://www.nomura.co.jp/hajimete/simulation/unyou.html
個人年金保険だとおよそ1,200万円だった総額が、1,800万まで増えています。
1.5倍だと…?
ちなみに投資信託で利回り3%は分散投資したリスクヘッジされている投資方法です。
こちらのサイトがわかりやすかったので、引用しておきます。
年利10%は理想的な目標ですが、投資を始めたばかりの方が簡単に達成できる数値ではありません。まず目指すべき目標は、年利5%~9%が現実的といえるでしょう。
年利5%~9%は株式投資やインデックスタイプの投資信託の市場平均と同程度で、個人投資家の目標として現実的な数値です。株式と債券の分散投資を行う場合は利回りが下がるため、年利3%~5%と考えるとよいでしょう。
投資の年利はどれくらいがベスト?実利回りの計算方法は? | コラム | 資産運用・相続税対策専門 ネイチャーグループ https://www.nature-inter.com
さらに、これを年金として資産運用しながら月10万円受け取る場合の計算をしましょう。
計算にはモーニングスターの金融電卓を使用します。
金融電卓 運用-利回り|投資信託[モーニングスター] https://www.morningstar.co.jp/tools/simulation/index.html
年金として月10万円を20年間受け取れます。
なんと個人年金保険の二倍の期間、受け取れるという結果が出ました。
これが『資産運用は保険でなく、資産運用として行うべき理由』です。
無論、これらは全て机上の空論ですが、理想値を設定しているというわけでもありません。
5%の資産運用が出来ていればもっと増えるでしょう。
むしろ元本割れリスクもあります。
でも、そうならないようリスクヘッジをしながらの運用のつもりで計算しました。
それに保険会社の倒産リスクやインフレリスクなど、未来の変動要素は無数にあります。
ただ、勘違いしないでほしいのは
保険会社に任せておけば安心ってわけじゃない
ってことです。
そして私は『保険を解約する決断』をしたのでした。
まとめ!!
- 貯蓄性のある医療総合保険は『使いづらい貯金』をしているのと大差ない
- 個人年金保険の利回りは異常に低い
- そもそも保険は保険であって、資産運用をするためのものではない
- 保険会社に任せておけば安心ってわけじゃない

投資は自己責任って皆わかってます。
でも、保険は自己責任って何故か皆思ってなかったりします。
自分が納得できる選択をしてほしくて、今回記事にしました。
んん〜、我ながら地雷をいっぱい踏んだものだ^^;
ではまた!
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