
普段から日記を書いているんだけど、ついその日にあった嫌なことを書いちゃうのよね…
でも日記をつけることはなんとなくだけど続けたほうが良いと思うし…
どうしたら良いかしら?

日記は普段の使い方によって価値が変わります。
もし嫌なことを書いてしまうのなら、『朝日記』をつけてみたらいかがですか?
こんにちは、かねまるです!
先日、上記のような会話から利用者さんに『朝日記』を勧めてみました。
効率面、メンタル面、認知予防面の観点からも、朝に日記を書くことはおすすめです。
今回は中高年の方が『朝日記』を書くメリットについて解説します。
意外と日記をつける習慣の中高年の方はいる
実はこの一週間で、二人の利用者さんから日記を書く習慣があるとお聞きしたんですよね。
どちらも真面目なタイプの女性です。
『しっかり者でいたい!』っていう感じといいましょうか。
お話を聞いていると、就寝前に書くのが日課になっているようです。
聞いてみたら、夜に日記、朝に読書
そのうち一人の方とは送迎中にゆっくりお話する時間があったので詳しくお聞きしました。
- 朝…暇なので読書をする
- 夜…日課なので日記を書く
どうしても就寝前に日記を書くと、その日あった嫌なことを書いてしまうんだとか。

それなら朝日記を書いたほうが良いと思いますよ。
ってお伝えすると、日記を朝書くということに驚いていましたね。
日記を書くなら朝がベストな理由
理由は3つあります。
- 夜に書くと、書いてる時間ずっと嫌な記憶を直視してしまう
- モーニングノートは自分がこれからどんな風に生きるか、考える一助になる
- 就寝前は読書、起床後は日記がおすすめ
それぞれ解説していきます。
夜に書くと、書いてる時間ずっと嫌な記憶を直視してしまう
嫌なことも、いらない情報も、その日に日記を書こうとすると思い浮かぶはずです。
人間は不要な情報を睡眠中に処理して、必要な情報を残す仕組みとなっています。
夜に書くなら、日記ではなく『忘れたい情報を単語で』書くほうが良いでしょう。
紙に書くことはアウトプットになり脳の働きを軽減しますが、その際は単語で書くほうが不要な情報までわざわざアウトプットせずに済むからです。
しっかり日記形式で書くと、書いている一定の時間はその情報を繰り返し自分で見てしまいますからね。
- 今朝、満員電車で女性にハイヒールで足を踏まれて痛かった。謝りもしないから腹がたった。
- 単語化すると→『足』『踏まれた』『痛かった』など
このように単語化してアウトプットすると、その単語に関連する情報(嫌な記憶)が短時間で脳から外に出され、寝付きが良くなります。
夜、せめて嫌なことを書くなら日記ではなく別のノートなどに単語だけ書くようにしましょう。
サッと書いてパァーン!と閉じて寝ちゃう!って感じですね(長嶋茂雄か)
モーニングノートは自分がこれからどんな風に生きるか、考える一助になる
『朝日記(モーニングノート)』は新しい習慣づくりにも有効です。
いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。で語られていますが、新しい人生を作り直すのに必要なことが習慣づくりです。
朝日記を書くことは、自分を見つめ直す手段の一つです。
生き生きとした『今』を過ごすためにも、ぜひ朝日記を始めてみて下さい。
詳しい内容はこちらをご確認下さい。
就寝前は読書、起床後は日記がおすすめ
就寝前は脳の働きを落ち着け、ゆっくりと眠りに向かう必要があります。
このタイミングで読書をすると、メリットが2つあります。
- 脳の活動が活発にならず、睡眠の質が向上する
- 読書で学習した内容が、脳に定着しやすい
このようなメリットがあるため、就寝前は読書をオススメします。
その分、起床時に日記を書きましょう。
- 昨日あったこと
- 今目の前で起きていること、感じていること
- 今日しようと思っていること
この内容だと前日のこと以外にも、その日やりたいことを明確化したり出来ます。
また、前日の記憶も不要な情報は睡眠で削ぎ落とされているので、必要な情報を集約して書けるというメリットもありますね。
まとめ!
- 意外と日記をつける習慣の中高年の方はいる
- 日記を書くなら朝がベスト!
- 夜に書くと、書いてる時間ずっと嫌な記憶を直視してしまう
- モーニングノートは自分がこれからどんな風に生きるか、考える一助になる
- 就寝前は読書、起床後は日記がおすすめ

日記ってその日に書くものだと思ってたけど、こういう考え方もあったのね。
一度試してみようかしら。

前日のことを細かく思い出せなくても大丈夫です。
脳が不要って判断しているような情報ですからね。
ぜひ一度チャレンジしてみてください!
今回は利用者さんにお話しました。
でも、定年退職したばかりで新しい生活が始まった中高年の方が実は一番おすすめです。
『新しい自分』をぜひ作り直してみて下さい。
ではまた!
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