高齢者と会話をするための4つのコツ【会話の仕方をわかりやすく解説】

介護関係
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新人時代の<br>かねまる
新人時代の
かねまる

人とコミュニケーションを取る仕事は10年以上やってきたけど…

こんなに高齢者とばっかり話したことなんてないぞ。

転職してきたばかりだけど、会話のコツとかあるのかな??

あるんだなー、これが。

というわけでこんにちは、かねまるです!

中古品小売店5年、携帯電話販売代理店5年で合計10年接客業をしてきた私でも、最初は介護業界でのコミュニケーションの取り方に悩みました。

会話やコミュニケーションの取り方って、意外と介護業界の先輩方も解説が難しいジャンルなんですよね。

結論だけ言うと、相手がわかるように接することが一番大事です。

新人時代の<br>かねまる
新人時代の
かねまる

そりゃあそうだろうけど、具体的にはどう接すれば良いんだ…

という新人の頃の私みたいな悩みをお持ちの方に!

今回はそんな介護コミュニケーションのコツについて、具体的に解説していきます。

こちらを見て頂ければ、

  • 介護コミュニケーションをする上での4つのコツ
  • 具体的に意識しなければいけないこと

といったことがわかります。

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介護コミュニケーションの4つのコツ

まず、私が普段行っている4つのコミュニケーションを紹介します。

介護コミュニケーションの4つのコツ
  1. 短文で話す
  2. 「どちらが聞こえやすいですか?」
  3. 私を認知してもらう
  4. “合わせる”コミュニケーション

それぞれ解説していきます。

短文で話す

高齢化すると、どうしても聴覚が低下します。

いわゆる老人性難聴(加齢性難聴)ですね。

音もはっきりと聞き取りづらく、伝えている内容の全貌を理解することが難しい場合があります。

また、認知症の方も認知力が低下しているため、長文で話すと内容が認知できません

つまり長文ではどちらにしろ理解されにくい、ということになります。

こういった状態の方には、短文で話しかけることをおすすめします。

長文
長文

〇〇さん、お腹いっぱいになりましたか?あそこの静養室でゆっくりお昼寝しましょう。

と話しかけるより、

短文
短文

〇〇さん、あそこで、寝ましょう。

っていう感じで声をかけると、横になってほしいというこちらの希望が伝わりやすくなります。

詳しくはこちらをご確認下さい。

「どちらが聞こえやすいですか?」

加齢性難聴や耳垢などによって、片耳だけ聞こえやすいというのはよくあることです。

ある程度お話して相手の耳が遠いなと思った場合、素直に

かねまる
かねまる

どちらが聞こえやすいですか?

と私は必ず確認しています。

  • 聞こえやすい耳の方から話しかけることによって、会話が成立する
  • あなたと会話したいんですよ、というアピールになる

といったメリットがあります。

耳が遠い方は普段からコミュニケーションが希薄になりがちです。

そのためか、話しかけると元気におしゃべりしてくる方が多いです。

(普段は周りの音が聞こえてなくて全然喋んないけど、話しかけると耳が遠いから大音量で話してくるおじいさんとか、介護あるあるですよね)

そんな中、聞こえやすい耳を確認することは、会話したい・コミュニケーションを取りたいという大きなアピールになります

そんなこと聞くなんて失礼じゃないの?と思う方はこちらをご確認下さい。

私を認知してもらう

私は認知症の方と話すときのリアクションで、

かねまる
かねまる

んん、今認知してもらえてないな〜

と思うことが何度もありました。

トイレ行きましょう!って伝えても、返事しつつも一切動く気ない時とかですね。

  1. 私が用があって話しかけている
  2. トイレに行きましょうって言ってる

このどちらも認知してもらえていない感じですね。

私はこの状態を会話認知をしてもらえていないと定義しています。

  1. 聴覚、視覚など五感で相手の存在を認知する(感覚認知)
  2. その相手が自分に伝えたいことがあると認知する(コミュニケーション認知)

認知してもらえないのはこの順番を正しく行えていない、それぞれをわかりやすく行っていないのが原因だと思います。

これを解決する4ステップはこちらになります。

“合わせる”コミュニケーション

上でも書きましたが、基本的に高齢者とのコミュニケーションは『わかりやすさ』が最優先です

でも、どうやったらわかりやすいのかって分かりづらいですよね。

介護を勉強するときによく技法としてミラーリングやラポール法などが出てきますが…

ラポール?なにそれ美味しいの?

とかってなりません?

そんな聞き慣れない言葉を初期に言われても、眠くなるよね

ですので、私なりにわかりやすい行動をまとめてみました。

  1. 目線の高さを合わせる
  2. 声のトーンと速さを低め、遅めにする
  3. オウム返しとたまにする質問

実は先程のラポール法は、複数の技法を合わせて『ラポール法』として表現されています。

それぞれの技法の中でもこれだけは必ず意識的に行ったほうが良い!

って私が判断したものを抜粋したのが上の3つです。

それぞれの細かい解説についてはこちらの記事を参照して下さい。

要は介護コミュニケーションのコツって

ひたすら相手にわかりやすいように伝える。

徹頭徹尾、これに尽きます。

わかりやすく、わかりやすく。

自分が思っているよりもわかりやすくですね。

スマホがわからないおじいちゃんにスマホを教えるくらいわかりやすく伝える気持ちが大事

細かなテクニックは上に書いたとおりですが、どうやったら伝わりやすいのか考え続けながら接していれば、気付いたら勝手に身に付いたりします。

まとめ

  • 介護コミュニケーションのコツとして、4つのコツを今回は紹介
  • 認知症の人や難聴の人の状態に合わせていくことが基本になる
  • 技術も大事だが、わかりやすく伝えようという気持ちが大事
かねまる
かねまる

今回はこちらからアクションをかけて高齢者の方と接する方法を紹介しました。

基本は傾聴ですが、

「傾聴に入る前段階の声のかけ方がわかんない!!」

って方の参考になれば幸いです。

高齢者の方は寂しがりやさん多いから、気軽に話しかけてあげてね!

今度は怒りの収め方やクレームの聞き方などの克服法を書いていこうと思います!

ではまた!

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