こんにちは、かねまるです!
利用者さんとお話しようにも、耳が遠くて会話が成立しづらい。
そんな経験、ありますでしょうか?
私は毎日です。
声のかけ方には気をつけているので、実際はそこまで不便なくお話できていますけどね。
例えば、『短文で話しかける』のも有効だったりします。
なかなか利用者さんの耳が遠いと会話が成立せず、心の距離も縮まらないものです。
そこで今回は『とある言葉』を皆さんにおすすめしたいと思います。
それが「どちらの耳が聞こえやすいですか?」です。
- どちらの耳が聞こえやすいですか?はコミュニケーションの第一歩である
- 会話が成立する、コミュニケーションしたいというアピール、といったメリットが有る
- 早めに聞いてコミュニケーションを円滑化させたほうが良い
こういった理由から、この一言の声掛けをおすすめしています。
それでは解説していきます。
右か左か、聞こえやすい耳を聞くメリットとは

聞こえやすい耳を聞くメリットは二つあります。
- 聞こえやすい耳の方から話しかけることによって、会話が成立する
- あなたと会話したいんですよ、というアピールになる
聞こえやすい耳の方から話しかけることによって、会話が成立する
そりゃそうだって思いますよね。いやホント、そりゃそうなんですよ。
そのほうが会話が成立しやすいのは当然です。
でも、意外とこの当たり前を気にせずに介護している人って多いんです。
- 一人ひとりの特性を覚えるのが大変だから
- そんなこと気にしなくても、大きい声で話しかければ良いじゃん
そういう人もいます。
でも、普段から接している利用者さんならどちらの耳が聞こえやすいかくらいは意識したほうが良いと思います。
相手からすれば私もあなたも立派な介護のプロですから。
会話も立派な介護ですから、この声掛けは意識していきましょう。
あなたと会話したいんですよ、というアピールになる
もちろん会話が成立しやすいというのも大きなメリットです。
ですが、それ以上に後者のあなたと会話したいんですよというアピールが重要です。
そもそも耳が遠い状態の方は、外界と隔絶された状態といえます。
周りの音もあまり聞こえないし、会話しても相手が疲れると思い、会話をしたいのに遠慮する利用者さんも多いです。
なので、実は耳が遠い方ほど(普段話せていない分)話したがりの人も多いです。
「どちらが聞こえやすいですか?」って失礼じゃないの?

タイミングをわきまえないと、とっても失礼です。
大事なことは、利用者さんの耳のせいで会話が進んでいないというイメージを与えないことです。
会話をしていて少し耳が遠いかなと思ったら、会話することが負担になる前に聞いたほうが良いでしょう。
喋ってる側も疲れるし、聞いてる方も疲れるしで良いことないですから。
お互いのためにも早急に確認をしたほうが良いです。
そのまま会話が進みづらくなってきたところで聞いてしまうと、
- 俺の耳が悪いからいけないのか
- 私はちゃんとしてるんだから、貴方がそんな小さい声で話すのが悪いんじゃない?
といった不満感が出てきてしまいます。
念頭に置くのは、貴方とのコミュニケーションを円滑にしたいということ。
少し会話で仲良くなったあと、更に距離を近づけるために聞くイメージですね。
まとめ
- どちらが聞こえやすいですか?はコミュニケーションの第一歩
- 会話が成立する、コミュニケーションしたいというアピール、といったメリットが有る
- 早めに聞いてコミュニケーションを円滑化させたほうが良い
- 常に、貴方とのコミュニケーションを円滑にしたいという考えを念頭に置く
コミュニケーションを取りやすくなると、その後の介助やお互いの関係性の構築に大きく影響します。
他にもコミュニケーションを円滑にしていく手段は複数あります。
介護コミュニケーションのコツについては、こちらの記事もご確認下さい。
ではまた!
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