こんにちは、かねまるです!
先日、こんなツイートをしました。
やー、本当に余裕がないときって、周りが見えてなくて迷惑をかけるんですよね。
しかも当人は周りが見えている気になっているからタチが悪い。
転職して余裕ができたとき、当時を振り返ったら、我ながら酷いことをしていたなと。
そこで今回は、福祉職が余裕を持つ必要性と、余裕の作り方を解説していきます。
福祉は他者に「余裕」を与える仕事

福祉や介護を必要とする人は、身体的支援や精神的支援、経済的支援を必要としています。
つまり、肉体労働を提供したり、メンタルケアをしていく必要がありますよね。
肉体労働を提供するなら、支援者はそれが可能な身体状態でなければなりません。
メンタルケアをするなら、支援者は相手の言動に巻き込まれない、安定した精神状態が求められます。

支援者は自分の余裕を切り売りして相手を支援します。
だから余裕が必要ってことですね。
自分に余裕がないと、相手に余裕を与える余裕がない

そりゃ、支援者に余裕があった方は良いと思いますけど、余裕がないと福祉は難しいんですか?

正直、難しいですね。
自分の生活に余裕がないと、他人の支援は出来ないと思います。
一つ、例を考えてみましょうか。
- 低賃金で貯金が出来ておらず、将来的な年金生活も心配
- 残業も常態化していて、自分の時間を持てていない。帰っては寝るだけの生活
- 会社ではパワハラがあったり、なんなら利用者さんからも小言を言われる
自分がこんな状態だったとします。
これで他人の支援をしようって気になりますか?
むしろ自分を助けてほしいくらいですよね。
もし相手が年金で生活できていて、のんびり自分の時間があって、対人関係で嫌なことがなさそうな人だとしたら、正直その人を支援することがストレスになる可能性があります。
人は他人と自分と比べてしまう生き物ですしね。

自分に余裕があれば、相手の状態に左右されずに支援が可能となります。
相手に余裕を分け与えられるってことですね。
4つの余裕

余裕には以下の四種類があります。
- 金銭的余裕
- 時間的余裕
- 肉体的余裕
- 精神的余裕
これらの余裕を持つことによって、相手に余裕を与えることが可能となります。
金銭的余裕
収入が十分にある、支出が抑えられている、貯金ができている…
色んな金銭的な余裕がありますが、一番大事なことは、現在や将来的に金銭的に困らない状態であることです。
自分がいくら生活費を必要とするのか、年間の生活コストなどをしっかりと意識しましょう。
時間的余裕
勤務時間と睡眠時間を引いたものが、自分のための時間と言えます。
ここをいかに確保できるかが時間的余裕を産む鍵となります。
特に意識してほしいのは通勤時間です。
最も非生産的になりやすい時間ですからね。
肉体的余裕
自分が健康的な肉体なら、全く問題は有りません。
ただ、もしも自分に持病などがあって、仕事で身体をすり減らしているようなら、働き方を変える必要があると言えます。
人生は長期戦です。
身体を壊しながら働いたとしても、感謝はしてもらえど一生の負担を負う可能性があります。
精神的余裕
心の健康は、人間関係に大きく影響を受けます。
他者のことを一切気にしないメンタルの持ち主であれば問題有りませんが、なかなかそんな人もいないと思います。
自分が安心して相談出来る上司や同僚、自分を支えてくれる家族を大切にしましょう。
余裕を作るために必要なものは、生活コストのダウンと転職


色んな余裕があるのはわかりましたけど…
その余裕を手に入れるためにはどうしたら良いんですか?

手っ取り早いのは、生活コストのダウンをすることと、転職ですね。
余裕を作る、一つ目の手段は生活コストのダウンです。
- 金銭的余裕…生活コストを下げることにより、生活費を下げることが出来る
- 時間的余裕…職場に近くて安い家に引っ越しをすることによって、通勤時間を減らせる
二つ目の手段は、転職です。
- 金銭的余裕…給与の上がる転職をすることによって、安定した生活が可能になる
- 時間的余裕…通勤距離を短くすることによって、時間を作れる
- 身体的余裕…相談職などに転職することによって、身体的負担を軽減できる
- 精神的余裕…自分に合う上司や会社は、自分から探しに行かない限りそうそう出会えない
自分が安い賃金でも構わないよう、生活コストを下げれば、無理に稼ぐ必要もなくなります。
自分が働きやすい環境を手に入れれば、生活に大きな余裕が生まれます。
実際に転職した私のケースでは…
私は半年前に転職しましたが、おかげで余裕を作ることが出来ました。
金銭的余裕 | ぶっちゃけ収入は下がりましたが、それは生活コストを下げることで解決しました。 時間的な余裕ができたので、自炊をしたりなどして生活費を浮かしています。 |
時間的余裕 | めっちゃ時間は増えました。 以前は勤務時間が11時間くらい、通勤が往復1時間20分くらいかかっていたので、合計12時間以上を仕事に使っていました。 今は勤務時間は8時間〜9時間、通勤は往復50分くらいです。2時間ぐらい時間が増えました。 |
身体的余裕 | デイの相談員の頃は介助業務がありましたが、相談援助だけになったので身体的負担は軽減されました。 持病もあるので助かっています。 |
精神的余裕 | これは一概に良いとは言えませんが、自分のことを相談しやすく有給も取りやすいので、働きやすくはありますね。 人間関係は早計に決めないほうが良いかなと思います。 |

こんな感じですね。
余裕を持てるようになったので、以前より客観的な相談援助が出来ていると思います。

自分の身体や働き方にあった職場を探すことは本当に大切ですね。
環境が自分に余裕を作るって感じ!

余裕は精神論じゃ作れないんですよ。
自分を取り巻く環境を整えることが、自分に余裕をもたらす唯一の方法ですね。
余裕が出来てくれば、支援を必要とする人に余裕を分け与えることが出来るようになると思います!
自分を大切にして、その後は周りの人を、そして利用者さんを大切にしていきましょう。
ではまた!

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